東大叡智会

沖縄の進学の現状

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2022.2.20

                                                                                             沖縄の進学の現状

沖縄県は内地(沖縄では本土をこう呼ぶ)に大学実績で追いつくために既存の伝統ある進学校首里高校(旧制一中)那覇高校(旧制二中)を超えるために30年前に4校の進学校を新設した。即ち開邦球陽向陽那覇国際の4校だ。ところがこの方法は今までのところあまり上手く行ってるとは言い難いのだ。どの高校も結局琉球大学の合格実績を競っているように思われるのだ。東大京大国公立医学部などの難関大学の進学実績はあまり伸びていないのだ。人口規模であまり大差がない鹿児島県や人口規模が小さい高知県と比べれば一目瞭然だ。。この中の1校はその進学実績がHPでなかなか更新されず未だに数年前のが載っていたりする。内地の大学名が書かかれておらず沖縄以外の大学は県外の大学と記載されていたりもする。少なくとも県下の優秀な生徒を集めているのだからもう少し進学実績が出るはずだ。各校東大京大1-2名0の年もある。これでは人口数万の地方都市の高校と同じだ。全県下から選抜しているレベルではない。ただ数年の私の経験からして生徒の質が劣っているとは思えない。なぜ難関大学の進学実績が振るわないのか私には不思議だ。ある人は沖縄の所得が低いせいだという。ただそれでは同じくらいの所得の鹿児島や高知との差が説明できない。私は高校の先生方が母校である琉球大学を勧め過ぎて生徒のチャレンジ精神を鼓舞できないのが大きいのではないかと思う。沖縄人には東大京大 早慶=琉球大学位の感覚だという方もいる。また身近に難関大学に合格して社会的に活躍している人を見る機会がないのも一因かもしれない。それは結局大人の責任ではないだろうか。

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