東大叡智会

塾長ニホンオオカミ復活に熱弁振るう

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2022.2.23

小学生が入塾面談に来た。私の塾では入塾面談には時間をかける。大抵2時間位話し込んでしまう。その子とはニホンオオカミの話で盛り上がった。明治大正期に絶滅したと言われているニホンオオカミだ。非常に素直で生物を含む理科が大好きな子だ。面談時間の半分くらいはニホンオオカミの話をした。古来ニホンオオカミは日本の伝統的な考えでは人の敵ではなかった。狼と赤ずきんちゃんの世界は西洋的な考えだ。日本の伝統的な考えではオオカミは神の使いだった。狼自体はよほど飢えない限り人を襲わない。一部の地方ではヤマイヌとオオカミの境目が判然としない位だ。西洋の影響下に入った江戸末期からオオカミ=人を害するものという西洋的考えが広まった。ニホンオオカミは害獣として捉えられ次々に始末された。現在も秩父地方などで見たという証言は後をたたない。筆者も心からニホンオオカミの生存を願っている。ロシアハバロフスクの動物園で見たシベリアオオカミの勇姿が忘れられない。ロシア語で狼はvolkの様な発音で英語のwolfに近い音だった。同じヨーロッパ語族は発音が似ている。アルプス地方と米国では健全な生態系を保つために狼の試験的導入を図っている。狼がいるために失われる羊の数よりも狼がいないために誤って崖から転落する羊の数が多いらしい。米国では狼を再導入したために害獣が減り生態が蘇っている。日本では今鹿と猪・猿が農家に与える被害が著しい。ニホンオオカミの導入(アジアの近種)を真剣に話し合う時期が来ている。

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