2022.3.7
ニュースで話題となった2022年3月1日PM9(米国東部時間)バイデン大統領の一般教書演説(日本の首相の国会所信表明にあたる演説)の中で同大統領は演説の最後の部分をお決まりの文章で締めくくった。
This is our moment and overcome the challenge of our time. And we will、 as one people,one America-the United States of America. God bless you all. And may God protect our troops. Thank you.
今こそ私達の時代の課題に向き合い克服するときだ。そして私達は一つの(団結した)国民としてまた一つの(団結しか)米国としてそうするのだ。神様の御加護があなた方全てにありますように。神が私達の軍をお守りくださいますように。ありがとうございます。
此の様に最後を定番の文章で締め切るのだが此の日はそうではなかった。演説が終わってから拳を握りしめて Go get him. 米国英語では動詞を重ねる場合Go and get him.のandを省略する。つまりGo get him, となる。英国英語ではGo to get him.となりこちらは学校で習っている通りである。普通に訳せば「彼をとっ捕まえろ」だ。
最後の部分はhim なのかthemなのか音自体は前のgetに吸収されるから分かりづらいかもしれない。念の為に3回聞き直して3歳からインターナショナルスクールに通っている愚息にも確認したがやはりhimだとのことだった。福岡で英語を教えている親しい米国人も同じ意見だった。故意に迷わせて議論を呼び覚ましたとすればバイデン大統領なかなかしたたかかもしれない。いや賢いのだ。
© 2021 東大叡智会.