2022.4.7
近い親戚や友人その学校の卒業生に知り合いがいない場合中学高校選びは、特に入学難易度が高い中学高校の場合困難が伴う。。殆どの生徒は取り敢えず入れる中学や高校を選んでいろのが実情だ。その際つい偏差値だけが目に付き入学後に学校選びに失敗したと思うこともある。偏差値以外の各学校の教育姿勢や校風生徒の気質に注意しなければならない。試しに筆者の知る範囲でいくつか具体的に述べたい。大抵の情報誌には偏差値入試日他の簡単にネット等で得られる情報しかないのが実情だろう。名門校出身者の将来得られる特権は大きい。東大京大医学部等の受験時の孤独感孤立感を避け卒業生のネットワークで得られるいろいろな情報も社会人になってから大いに役に立つ。
【開成高校】言わずとしれた東大入学者数日本一の学校。必修授業時間数が同レベルの学校と比べて比較的に少ない。学校が早く終わる。時間的に自由度が高い。受験準備は塾予備校でやる子が多い。通塾率も高い。一学年高校400名と多め。難関大学に入れない層もそれなりに存在する。
【筑波大駒場】通称筑駒 国立なので授業に独自性研究性が高い。筆者も予備校時代に筑駒出身の友人がいたが理科社会は教科書開けたことがないとか図書館で調べて教室で発表するみたいな話をしていた。大学みたいなある意味大人の勉強。受験勉強は自分でするか塾でするかだろう。一学年中学120名高校160名超少人数制。難関大学に入れない層はいないかいてもごく少数だと思われる。自由度高く制服がない。
【灘】言わずとしれた日本一の学力を誇る高校。ある意味天才の集まり。筆者が東大受験生で「大学への数学」無料添削学コンで150点中50-60点で呻吟(笑)していたときに灘中!3年生が満点近い得点で愕然としたことを思い出す。3年以上年下の中学生に遠く及ばない情けなさを痛感した。開成が東大合格者日本一を誇っても進学指導関係者は灘が一番だと恐らく思っている筈。授業は2年!前倒しで高2から受験体制に入る。概して西日本の進学校は学校で受験指導し塾通いが少ない。東京と比べて有名塾予備校有名講師が少ないことが原因だろう。少人数制落ちこぼれは少しはいるが最底辺層でも浪人すれば大体早慶には合格する。(普通に言えば全く落ちこぼれではない。)落ちこぼれ(すみません。)に個性派多し。作家中島らもも卒業生。一学年220名。
【鹿児島ラ・サール】ここは特に学校の面倒見が良い。学校一丸方式というか毎朝の小テストの連続で鍛え上げていく方式。合格しなければ再テストが待っている。鹿児島なので有力な塾予備校が存在しない為だろう。進学校の中では文武両道に近い。鹿児島気質(侍風頑張り)の校風の学校です。イメージと違いミッション(キリスト教系カソリック)です。同窓会の繋がりも強い。大半が医学部か東大京大志望。ある意味未来の医師製造所です。上記の学校に比べたら入学試験の偏差値が比較的低い。これくらいの生徒層でこの進学実績は素晴らしい。能力は高いが自己管理能力が弱いお子さんには向いている。筑駒や開成の対極にある学校だ。寮も完備している。
この他の有名公立高校や中高一貫校については次回また書きます。
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