東大叡智会

新物理入門(山本義隆)

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2022.11.15

物理好きな生徒にはたまらない参考書だ。「昔の予備校の凄さ」でも紹介した駿台の山本義隆先生の力作。駿台風に言えば山本師(駿台では教師を誰々師と呼ぶ伝統がある。)この本自体は賛否両論あると思う。ある人曰く「物理入門」ではなく「物理学入門」蓋し名言かもしれない。この本で学べば大学の物理学への近道かだろう。。物理が大好きで極めたい人向きの参考書なので「入門書」ではない。しかししっかりと物理をその根底の概念から学びたい人には向いている。大学受験生に微積分を用いて物理を教える端緒となった本である。奇しくも本年が駿台での最後の通年講義らしい。高校物理に微積分を使う参考書はまだ少数派だろうが難関大学を受験する物理大好き生徒には満足度の高い参考書である。

山本師は東大理学部物理学科卒後、京大に国内留学された。将来を嘱望された優秀な学徒だったが学生運動で逮捕され学者としての道を絶たれてしまう。その後駿台予備校の教師となられた。その学問に対する情熱は科学哲学科学史の分野に向かい労作「『磁力と重力の発見』全3巻は、第57回毎日出版文化賞、第30回大佛次郎賞を受賞して読書界の話題となった。

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