東大叡智会

昔の予備校の凄さ

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2022.11.15

1960-1990年代の予備校は今考えても本当に素晴らしい教師陣を雇っていたと思う。予備校に少々風変わりでな教師でも雇う度量の大きさがありそれを可能にする財政的ゆとりがあったのだ。理系の駿台、文系の河合塾、講師の代ゼミ」ここでは私が直接知り得た講師を紹介したい。

山本義隆(物理)駿台講師 奇しくも今年度が最後の通年講義の年の様だ。東大物理出身物理好きにはたまらない講師だろう。一流の研究者が予備校講師をしている典型的例。授業が上手い下手を超えて得るものがある筈だ。

秋山仁(数学)駿台講師 今やテレビでもおなじみの秋山師 駿台に通っていた友人が面白くて滅茶苦茶優秀な先生がいるからモグリ(当時授業料払わずに授業に出ることをこ言っていた。)で一回来てみろよとの勧めで見に行ったのも懐かしい。たしかに面白く刺激になりました。今やテレビに執筆に大活躍されています。一流の数学者が予備校の先生をしていた例。

伊藤和夫(英語)駿台講師 東大哲学科出身 参考書「英文解釈教室」ビジュアル英文解釈」文法の枠組を英文解釈に利用可能な形で取り入れた読解法は「構文主義」と呼ばれ、受験英語界(特に駿台予備学校英語科)の伝統となった師の英語に対する見識が受験英語の基準となったのだ。前から後ろに返り読みしない例関係代名詞は前から後ろに読んでいく(native soeakerには当たり前だが。)これらは師の業績だろう。

小田実 東大文学部言語学科卒 卒業後代ゼミ講師となる。師の「何でも見てやろう」はベストセラー。作家として平和運動を行う。賛否両論があるひとだろうが時々代ゼミで講演をされていた。こんな人も受け入れる代ゼミは凄かったと素直に感心する。

この項目は順次加筆したい。

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