東大叡智会

W杯最大の思い出

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2022.11.25

家族の中に全く誰一人としてサッカー経験者がいない我が家は何故か皆大のサッカーファンである。嘗てW杯のアジア予選を韓国に旅行を兼ねて見に行ったこともある位だ。毎回日本戦は勿論英国米国韓国の試合は必ず見る。(もっとも実際は全試合見るのだが)2022年第22回ワールドカップカタール大会は日本時間11月20日(現地時間)に始まった。23日日本時間22時に始まった対ドイツ戦において日本は逆転勝利し国内は沸き立っている最中だ。ではワールドカップ最大の思い出は何だろうか?筆者の最大の思い出、悲しすぎる思い出は2010年イングランド対ドイツ戦だ。イングランド1対1の前半37分43秒イングランドのランバード選手の蹴ったボールは美しい弧を描きドイツのゴールに入った。と思われた。が結果は審判のミスでノーゴールとされた。後でビデオ判定で見れば完全なゴールであった。現在のVAR判定採用の一要因となった。此後気落ちしたのかイングランドはドイツに敗れた。この大会のイングランドは歴代最強の顔ぶれだった。優勝も夢ではなかったのだ。

2010年ワールドカップ(W杯)欧州予選のプレーオフ第2戦、フランス対アイルランドで、すべての人を不幸にする不当なジャッジがなされた。第1戦を1−0で制していたフランスは、この試合を延長戦の末に1−1で引き分け、本大会進出を決めた。
 だが、103分のウィリアム・ギャラスの同点ゴールをアシストしたティエリ・アンリは明らかにオフサイドポジションにおり、さらに手を使ってボールをコントロールした後、ゴール中央のチームメートへとボールを送った(リプレーは言い訳の余地がないハンドの瞬間――しかも2度ボールに触れている――を映し出している)。だが、主審をはじめとするレフェリーはこのシーンを見逃しており、アイルランドの選手たちの抗議も実らず、フランスの得点が認められた。この試合の後偶々海外の空港で米国に働きに行くアイルランド人の若者グループと飛行機の待ち時間に話をする機会があったのだが本当にその話に及ぶと5人が涙を流したのが印象的だった。ある人いわくワールドカップは平和な国対国の戦争だ。心技体を賭けてまた祖国の名誉を賭けての真剣勝負である。4年に一度の大会を心から楽しみたいものだ。

 

 

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