東大叡智会

私大医学部の難化

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2022.12.16

順天堂大学医学部はは08年度入試から約900万円値下げし、日本医科も18年度から約570万円値下げしたことで志願者数と偏差値がが上がった。関西医科大学は23年度から670万円値下げして2100万円とすることを発表して話題となっている。これにより東日本在住の受験生の医学部入試参戦も増える見込みだ。関西圏で見ても3000万円台の大阪医科薬科大学、近畿大学、兵庫医科大学より志願者が増えるのは確実である。

 そんな中、近年注目を集めているのが国際医療福祉大学だ。6年間で約1900万円と私立大学医学部では最も学費が安いことで知られている。しかも各種の学費減免処置奨学金が充実している為に国立大学に近い層の学生が受験しやすい。2位は順天堂大学の約2100万円、次いで慶応大学、日本医科大学、東京慈恵会医科大学が2200万円台と続く。全国の医学部医学科の中で私立御三家と呼ばれているのが慶応、東京慈恵会医科、日本医科だ。これら3大学に共通するのは学費が私大医学部の中で比較的安いこと。近年は、御三家より学費が安い順天堂が日本医科を上回る人気を集めているという。国際医療福祉はさらに学費が安いため医学部進学を目指す受験生にとっては必須の受験先となっている。私大医学部は学費と偏差値が反比例の関係になっている。学費を下げれば優秀な学生が集まり易くなる。以前の医学部は慶応以外は比較的難関と言われるところでも旧帝大理系学部程度の難易度だった。いまは当時からすれば格段に難しくなった。

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