2022.12.27
進学塾は多くの国に存在する。韓国中国台湾シンガポール米国にも存在する。米国の例を上げてみよう。米国には学習塾進学塾は存在して無いかのような発言は思い込みか単なる知識不足だ。米国は世界最大の競争社会だから進学競争は日本の比ではない。難関大学の入学試験競争は苛烈だ。其のための私立小中高への入学競争も厳しい。例としてハワイ州を挙げてみよう。オアフ島ホノルルにはオバマ元大統領の出身校であるPnahou schoolとIolani schoolの二大名門校が存在する。小中高を備えたハワイの名門校だ。ハワイの公立の教育レベルは全米最下位なので教育熱心な家庭は自然と私立一貫校を目指す事になる。私立校はハワイ全体で100以上あると言われている。その他に教育熱心な地区にはチャータースクールが存在する 。チャータースクールとは従来の公立学校では改善が期待できない,低学力をはじめとする様々な子どもの教育問題に取組むため,熱心な親や教員,地域団体などが,州や学区の認可(チャーター)を受けて設ける初等中等学校で,公費によって運営される学校だ。当然将来の難関大学進学のためには有名な私立一貫校が有利な為、そこに入学するための進学教室が存在する。その一例を挙げてみよう。最近出来た教室のようだが、授業料は日本で需要の多い高校受験の学年で計算してみよう。此の表は全てわずか50分授業なので通常の個別指導に計算し直すと一回100分なので約2倍となる140ドル✕2✕週二回✕4週=2240ドル 1ドル140円で計算すると313600円となる。此の塾は決してハワイでは高い方でなく)標準に近い。クラスは3-4名程度の普通サイズの個別教室だ。此の表によれば回数に比例して多少の割引は有るようだ。しかし軽く月20万円以上の支出で有ることは変わらない。今の米国の物価高は信じがたいレベルだ。
週1 (月4回)
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週2 (月8回)
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週3 (月12回)
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週4 (月16回)
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1対1指定
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G4~G6
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$100 ($120)
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$200 ($220)
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$240 ($270)
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$320 ($360)
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$40
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G7~G8
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$120 ($120)
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$240 ($260)
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$300 ($320)
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$400 ($440)
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$45
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G9~G12
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$140 ($160)
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$280 ($300)
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$360 ($390)
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$480 ($520)
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$50
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