東大叡智会

英文標準問題精講(2)Brush-Up Test 80

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2023.3.13

先に紹介した英文標準問題精講の中から、比較的易しめの80題を抜粋し、其の問題に設問を加えたテスト形式の問題集だ。原仙作先生のオリジナル英標には、設問はなかったので後に、加えられたものだろう。問題が80題と英標自体の約3分の1以下である上に難問、長文を排除してあるので、比較的短時間に仕上げることが出来る。英標自体は3部構成で、初期10日、中期10日、後期10日と設定してあるが、この日数で仕上げられる受験生は少ないだろう。故にこの80題しかないコンパクト版は何かと重宝だ。筆者の教室でも使用している。今の受験生は本格的英文が読めない生徒が本当に多い。高校自体が英会話教室化しているせいだろう。特にここ沖縄では、全国レベルの進学校が存在していないせいか、生徒自身が英標の存在を知らない事が多い。英文が80題と題数は少ないが、一通り英文の重要な構文を短期間に学ぶことが出来る。約150ページ程しかないので、英標を全部終わらせるのは大変という、圧力と焦りは感じなくて済むだろう。僅か80題でも中身は濃い。捨て置くには余りに惜しいので、詳しく解説しながら教室で上手く使っている。何が良いかと言われればその中身である。高校時代や浪人時代、或いは大学院受験に備えて、優れた英文を読んでおくことは本当に貴重で受験にもその後の人生にも役に立つ。生徒自身では出来なくとも英語が良く出来る適切な指導者がいれば、ラッセルやトインビーを読めるようになるのだ。一題一題真剣に取り組む毎に力が付くのが実感されるだろう。教える側も全力で教えるべき価値がある。教えていて若者は伸びしろが本当に大きいと実感する。

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