2023.6.26
筆者も時々見ているYOU TUBEのお笑いを含んだ学歴に絞った番組がある。皆さんすぐにお分かりだろう。その番組の中で津田塾大学が中堅の大学に分類されていてとても驚いた。難関校の第二志望という枠ではなく、MARCHの下という枠組みに分類されているのにとても驚いたのだ。日東駒専と同様である。筆者の学生時代津田塾は早慶に匹敵したと言ってもおかしくなかった。以前は女子大志向が強い優秀な生徒はお茶大か津田塾と言っても大げさではなかったのだ。他に東京女子大、日本女子大これらは女子憧れの学校だった。具体的に津田塾の偏差値を調べてみた。
1970-1980年代早慶と対等、少なくとも65くらいはあったはずだ。上智ICUより格上だったかもしれない。1990-2000年代 徐々に下がり始め早慶下位学部からMARCH上位。2000年以降MARCH下位,専攻により偏差値50位の数字となる。昔を知る教育関係者や卒業生にただ驚きの一言だろう。しかし長年日本の女子教育に貢献した津田塾の功績は数字では計り知れない。膨大な素晴らしい卒業生の活躍は勿論だ。一例を上げてみよう。
小池昌代(詩人・小説家)戸田奈津子(翻訳家)山本昌代(小説家)草野満代(アナウンサー) 大庭みな子(小説家)田嶋陽子(英文学者・元参議院議員) 森山眞弓(元文部大臣・元法務大臣・元内閣官房長官)犬養道子(評論家)等々言論界、各専門の分野に枚挙にいとまがない。海外からの評価が高く以前はよく日本で最高のカレッジという評価を得ていた。私の知る卒業生も勉強家努力家が多い。大学の価値は偏差値だけでは計ることが出来ないという好例だ。
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