四股は最高の運動だ

相撲は儀式的であると同時に近代的な合理的スポーツであることを以前述べた。今回はその相撲の中で「四股」が重要かつ他のスポーツの基礎練習に有効であるを述べてみたい。まず四股は足を上げてバランスを取る静的運動だ。皆さんは横綱故千代の富士や貴乃花の四股が本当に美しかったのを覚えておられるだろうか?お二人共引退してかなりな時間がたったから忘れられつつあるかもしれない。しかし今でも其の勇姿はYOU TUBE等で見ることが出来る。下半身が強い相撲取りは四股姿が美しいのだ。四股は体のバランス、股関節の柔軟性、足腰の強さ、体幹の強さ、インナーマッスルの強化を同時に訓練できる稀有な運動だ。これらはどのスポーツにも共通する有効な要素だ。野球のイチロウ選手が試合前の準備運動で四股を繰り返し行っていたのを覚えている野球ファンも多いだろう。ラグビー、柔道、レスリングの選手は練習に四股を取り入れる事がある。筆者の信頼する全日本クラスのジュニア選手を沢山育てたコーチはジュニアスポーツ選手にとっていちばん大事な要素は体のバランスだと述べている。筆者は此の意見に強く同意する。四股は体のバランスが悪いと上手く出来ない運動だ。四股は体のバランス、コーデネイションを生む大事な運動である。


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