東大叡智会

男子バレーを駄目にした元凶

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2023.8.25

フランスで開催されているバレーボール・ネーションズリーグ(VNL)で6月22日、世界ランク7位の男子日本代表が、同2位のブラジル代表を3-2のフルセットで破った。まさに快挙だ。日本はブラジルに1993年から公式戦29連敗中でこれがなんと30年ぶりの勝利である

国内でのw杯代表戦は4年ごとに日本で開催される!FIVB(国際バレーボール連盟)主催・ワールドカップバレー(W杯・女子は9月16日~、男子は30日~開幕)だ。一つの国際的競技が4年毎に同じ国で開かれる!こんな事が普通なはずがない。サッカー、バスケ、陸上此の様な国際競技が毎回4年毎に日本で開かれる事を想像したら其の異常さに驚くだろう。そして其の途中で若手芸能人ジャニーズの若手の歌あり踊りありの芸能大会と化す。とても真面目に一生懸命スポーツを応援しようという雰囲気ではない。元々1980年ころから男子バレーボール人気が長期低落になり、其の過程で某テレビ局とジャニーズ事務所が手を結び今の形態となったのだ。バレーボール国際大会が芸能のような大会となり、まともなファンは大半が離れてしまった。筆者は特に熱心なバレーボールファンではなかったが、此の芸能大会のような雰囲気についていけず、男子バレーをテレビで見なくなった。同じ方々は多いだろう。同時に弱くなったのに、選手のアイドル化は進行した。其の結果更に良質のファンが離れたのだ。ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題で揺れるジャニーズ事務所所属のタレントが大会に関わることについて、参加国のなかに強く嫌悪感を示す国があるという。ただ大半のジャニーズファンは、アイドルの出番が終わるとさっさと帰ってしまう。マナーの悪さも相まって、バレーボールを見たくて来ている人たちからはジャニーズのパフォーマンスも、そのファンも大不評だった。バレーボール連盟にしても、本来競技ではないところで注目されたり、炎上したりするのは不本意だろう。

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