2023.8.28
沖縄の生活実感
1全体に生活がゆっくり,確かに所得は全国最下位かもしれないが、お金に代えがたい違う豊かさがあるのも事実だ。人と風が優しい。
2 生活上最大の問題は交通事情が悪い事だ。人口密度が高い、鉄道がない、基地が有る為道路が作れない、人口密度が高い等の事情で致し方ないのだろうが、外出時の時間が計算しにくい。金曜日那覇から25km程度の移動で2時間かかったりはザラだ。急用事は尚更だ。ゆとりを持って出かけるしか無いだろう。子供を少し離れた中高一貫校などに通わせるのは、可能だが時間的には厳しい。
³公立小中学校の教育は言われるほど悪くはない。クラスの中間層の成績はどの都道府県も大差ない。トップ層が少し薄いのも事実だが。県内高校に内地基準の進学校は無い。昭和薬科付属中高が少し進学校に近づいているが歴史が浅い為に名門校とは言い難い。
⁴海が身近で綺麗なのは西海岸、特に読谷村以北だ。綺麗だがリゾート風ではある。生活に根ざした美しさではない。
⁵食べ物は地元産を食べれは味も値段も悪くない。内地基準を求めれば高くもなり、質も落ちる。米と牛乳が少し高い。
⁶夏の暑さが意外にも楽。常に風があるので涼しく感じる。日差しは強いが体感温度は高くない。猛暑日が北海道に次いで全国で二番目に少ない。
⁷若い方は賃金の安さに抵抗があるかもしれない。年配の方、引退した方には暮らし易い。
⁸少し種目に偏りがある(野球とバスケ)が、全体にスポーツが盛んで健康な生活を維持し易い。
⁹沖縄県民は時間にルーズという話は定番だが、どういうコミュニティに属するかで大いに違う。筆者の属するスポーツ仲間,趣味仲間はきっかり時間を守る方が多い。飲食は時間に遅れがちかもしれないくいる
10那覇は此等の内容と違い、都市型生活だ。リゾート生活(沖縄らしい生活)を夢見る方は那覇は合わないかもしれない。
11ハブの多い少ないは市町村に依る。ハブはサトウキビ畑のネズミを狙うので、サトウキビ畑に多くいるが、個体群としては那覇新都心公園にさえいるらしい。筆者の家族は家を少し出た所で2回、近くのスポーツ公園で1回遭遇している。ただし以前のハブ絶滅作戦から行政もハブは沖縄の文化の一部という言い方に変わった様だ。
12賃貸住宅は本土並みかそれ以上。人口密度が高く致し方ない。
13ブラック企業が多いと 思うのだが調査に依ると、県民はそうは考えていないようだ。これは少し不思議だ。
15うちなーぐち(沖縄方言)は家族形態に依り、聞いてわかる、話せる等大きく違う。おじいおばあ(おじいちゃんおばあちゃん)がいるいない、同居していれば、聞いてわかる人は多い。但し普段使うかといえば使わない人が多い。
16人により違うだろうが、筆者自身は居住地に基地が有るが、騒音は大して気にならない。普天間周辺は違うかもしれない。
17 身近に外国人が多いので、英語を話す機会が多く嬉しい。
18沖縄県民のコンビニ利用率は異常に高い。コンビニをスーパー代わりに使う人もいる。価格が高いと思うのだが。
© 2021 東大叡智会.