東大叡智会

沖縄高校研究(2)球陽高校

Top > 塾長だより一覧 > 沖縄高校研究(2)球陽高校

2023.10.10

この高校は進学実績を公表しないか、公表が非常に遅れる高校だ。中部地区最高の中学高校と称するが、その進学実績は極めて頼りない。まず県内の中学入試の一般的な偏差値を見てみよう。偏差値を出す組織に依るが、中には開邦62球陽60昭和薬59などという予想さえ存在する。流石にこれは恣意的なものだと思うが、全国比較では開邦52昭和薬52球陽50とあり、こちらが真実に近い。比較のため昭和薬と球陽の進学実績を見てみよう。球陽高校は令和5年の進学実績を未だ公表していないために令和4年で比較してみる。昭和薬=東大3京大4北大1名大1阪大4九大6東工大1神戸大 早大17慶応11国公立医学科20 球陽=東大1北大1名大1阪大1九大1医学科4慶応1早大0だ。僅かな偏差値の差、しかも沖縄中部や北部からは球陽は通学しやすいが、那覇地区に近い昭和薬は通いづらいから、球陽と昭和薬は合格者があまり被らないはずだ。であれば県外に進学するトップ層を除けば、大半の中部北部の小学校トップ層は球陽中学高校に入学している筈だ。とすればこの進学実績の大きな差はどこに起因するものなのか?一度真剣に地域で検討するべきだろう。率直に言えば筆者はズバリ球陽高校の進学指導体制に問題があると思っている。実際当塾の県内中学受験生には距離的に通学が困難でも、昭和薬付属を勧めている。沖縄中部地区北部地区の進学実績を高めるには、球陽中学高校の内部改革と奮起を促したい。

お問い合わせ
- Contact -

〒904-0324 沖縄県中頭郡郡読谷村長浜
PageTopへ