東大叡智会

インターナショナルスクールから日本の大学へ進む場合

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2023.11.20

インタナショナルスクール後に日本の大学へ進む場合、インターをいつ止めるか、或いは止めないかは難しい問題となる。いくつかの場合に分けて考えてみたい。この相談は面談、メール両方で時々受ける相談内容だ。

①中学から日本の学校に入る場合(基本的に中学も英語で授業)  英語を忘れるか、英語力が顕著に落ちるかすることが多い。その場合で出来るだけ落ち込みを少なくするには、一条校(日本の学校)で英語で授業をしている学校=ぐんま国際、学芸大付属国際、英数学館広島、沖縄アミークス(中学まで高校過程がない)暁星国際等々を受験して或いは転校して大学受験に備える方法である。これらの学校はほとんどが日本人の生徒で占められる為、会話力は育たないが、読み書きを含めて言えば比較的英語力の落ち込みを回避できる。

②中学或いは高校から帰国子女の多い学校に進む場合(基本的に日本語で授業) この場合はかなりな英語力の落ち込みは致し方ないが、生徒の学力はクラスメイトの英語力が高ければ、ある程度の落ち込むを避けることは①と同じく可能だ。=渋谷幕張帰国子女入試、日比谷高校、ICU高校、東京国際高校等には帰国子女が多い。学校毎に帰国子女数は違うので人数が多い学校を希望する方は詳細に調べる必要がある。学校のレベルが高ければ努力家が多く落ち込みが小さい子もいる。

③インターを止めずに日本の大学受験を一般受験する場合、特に米系インターは数学が著しくレベルが低い。この差を何らかの方法で埋める方法が必要となる。この場合早めに塾や予備校或いは日英両方の言語で教える事が可能な(出来れば帰国子女の同じ経験を持つ)先生を見つけることが大事だろう。意外に大変なのは難関大学の場合、英語の試験といえども基本的に同時に日本語力も試されている点だ。出来るだけ早い時点で国語力を付ける必要がある。筆者の経験で言えば帰国子女インター出身者は両方共に難関大学レベルに達する子が非常に少ない。インターに通っているいる安心感で保護者が安心しすぎて(保護者が英語ができない場合は特に)気付いた時には日本の大学は入学不可能となっている事が多い。この項目は本来一つずつ書くべきテーマなので引き続き個別に詳細を述べたい。

 

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