東大叡智会

接続詞asの訳は一つ

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2024.2.12

学校英語では接続詞asは「〰なので」か「〰な時」と主に訳されまた「〰ではあるけれど」(いわゆる譲歩用法)と訳される事がある。しかし英語としてはつまり英語のnative speakerの中では用法は一つである。いちいちこの様に訳を分けて考えたりしない。筆者の教室では、英語の感覚を大事にして単語の真の意味を「出来るだけ近い日本語」で置き換える様に教えている。そこで時々英語単語集等と訳がづれてくることがある。

asはそういううちの一つだ。

①接続詞asは前後の2つの文章即ち従属節と中心となる主節が「弱い」繋がりを持つ時に使う単語である。

②しかもその2つの文章がほぼ「同時に」起きたという事を表している。

③大体の接続詞asは「〰て」または「〰で」のどちらかで訳せる。

例文を使ってみよう。As my car is broken, I cannot go shopping.車が壊れているのと買い物に行けないのが同時であり、直接的に繋がってい、なおかつ話している本人が理由として自覚していない場合。「車壊れて買い物行けないよ。」である。

As time goes by ,he became more selfish. 「時間が経ったので、彼は益々我儘になった」ではなく「時間が経つに、即ち年を経るにつれ彼は我儘になった」である。「年をとって我儘になった」これは「〰て」に近い。

John is as tall as I (am).後ろのasは通常省略される。私の背の高さとJohnの背の高さが=である即ち「同時性」を表している。

以上のようにasは統一して同時性「=」「〰てまたはで」で考えるのが正しい訳だ。

 

 

 

 

 

 

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