東大叡智会

OIST サイエンストークに出席

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2024.2.27

先日OIST(沖縄科学技術大学院大学)のサイエンストークに出席させて頂いた。定期的にOISTのメールマガジンを送って頂くと、この学校で開催祭されている各種催しに予約して参加可能となる仕組みがある。OISTは沢山の地元民の為の催し物を提供してくれる。中には中高生のための科学入門講座の様なものもある。そこでは世界最先端の機材を見たり出来るのだ。世界のトップクラスににランクされる大学が一般人向けにこれだけの催しをしてくれるのは必ずしも普通の事ではない。今回は筆者と愚息、優秀な教室生数名が出席させて頂いた。お話のテーマはOIST研究員の笠原俊一博士の「私はどこまで私?コンピューターと人間の融合」でだった。会場は学校ではなく、恩納村博物館、会場はほぼ満席だったが全体的には、意外にもやや年齢層が高い印象である。中高生が少ないように思われた。親子連れ、保護者に誘われた小さい子供が多いように思われた。東京ならば恐らく中高生で満席になるに違いない。ここ沖縄では科学に興味がある中高生の層が少ないのだろう。博士のお話は柔らかく分かりやすい口調で、専門知識のない我々にも非常に分かりやすい物であった。人はどれ位容姿が変化すれば自分と違うと認識するのか等、興味深いテーマを分かり易い画像で具体的に見せて頂き、またユーモアのある優しい口調に感心した。最後には前方に出て、博士と対面の距離で質問に答えて頂ける時間があった。筆者も動物同士の認識(猫はなぜ相手が猫であると分かるのか等)、また容姿に抵抗がなくなれば人種差別や、平和の達成に役立つのでは、とういう質問をさせて頂いた。この質問は意外にも的を得たようで、顔を変えずに皮膚の色等を変えて見ると、違う人種間の融合に役立つという研究をされているとの事であった。真に楽しく筆者の様な大昔の科学少年,現科学少年の教室生たちには素晴らしい時間だったと感じている。

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