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共通試験予想問題集どれが良いのか?

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2024.10.7

共通試験の予想問題集(実戦問題集と呼ばれることもある)は東進、河合塾、駿台、Z会、代ゼミ等から出ている。この中で、筆者の教室で使った経験があるのはZ会、駿台、河合塾、代ゼミのものだ。これらの予想(実戦)問題集でどれが良いのかをいくつかの視点で比べてみたい。比べる視点は以下である。

①問題のレベル Z会>駿台>河合塾>代ゼミ Z会は使っている母集団のレベルがそもそも高い。多くは東大京大東工大一橋国公立医学部志望の生徒だろう。この層は高得点85%以上を狙う層なので、自ずから問題レベルが高くなるのは当然だ。駿台予備校は在籍者のレベルが高い。

②使いやすさ  正直大差はない。③の解答の丁寧さと関連している。敢えて言えば問題と解答ページが近いのは使い易いかもしれないが。

③解答の丁寧さ    Z会は解答詳しく、派生事項も記述がある。駿台も同じ傾向。レベルが高ければ基礎的な内容のものには解説を付けないのが普通だ。「そこは当然前提として理解しているよね」という書き手の考えである。使う生徒が自分の学力に合わせて選択するのがベストであろう。この選択を誤れば、基礎学力を必要とする生徒には不親切な問題集となり、逆に優しめの物を選べば物足りないと判断してしまう。

④筆者たちの本気度 Z会は難しいが、高得点狙いの優秀な受験生向きオリジナル問題。駿台も同じ傾向あり。河合塾は塾の模試を編集したもの。代ゼミ版は問題の難易度が中くらいで中間層平均層の生徒には使い易いだろう。意外に解説も丁寧だ。

 

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