東大叡智会

中学受験学校選び

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2025.6.20

沖縄を起点にして中学受験する場合の学校選びを考えてみたい。考慮するのは勿論、第一に学力(入試に受かる学力があるかどうかであり、また入試日までに学力養成が間に合うかでもあるので、現時点の学力では、必ずしもない。)第二に地域性、沖縄では中学からは県外には出さないという方も多い。特に女子生徒の場合、本人がいかに熱心でも、保護者を説得して県外の中学へ進学するのは難しい。そこでいくつかの場合に分けて考えてみたい。

①全国レベルの県外へ行ける十分な学力がある場合。沖縄育ちは基本的にのんびりなので、しっかり管理して貰える学校が良い。県外へ出ると学力が伸び悩む沖縄育ちは多い。ラ・サール、付設、愛光などのように寮があり学校の目が届きやすいのが好ましい。愛光は共学化され、女子寮がいよいよ出来上がった。

② ①にも関連するが基本的に中高一貫校はラ・サールの様な管理型と筑駒、灘の様な自由放任型に分かれる。どちらが良いかは本人と保護者の考え次第だが、小学校を終えたばかりの12ー3歳位の年齢では自己管理は難しいのは間違いない。中学入試の受験勉強が自学自習なのか、完全に塾頼りだったのかで、学校選びは大きく違う。

③ 中学での課外活動、部活動をどの程度やるかにより、学校の選択に制限が加わる。授業が15時過ぎに終わるか。開成の様に14時台に終わるところから17時くらいまで授業があり、部活動が実質一時間くらいの学校もある。部活動が1730ー1930辺りということになれば、必然的に夜の就寝時間が遅くなり、成長期の中学生には良くない。

④寮がある学校の場合、寮と学校の間の距離は大切である。部活が学校内で出来るのか、学外で遠いのかは大事な条件である。筆者が問い合わせたある関西の学校の部活は学校から練習場まで往復2時間という学校もあった。こういう場合睡眠時の確保が大変ではある。

⑤ 小学校時の生活習慣を良い部分は残しておきたい。とりわけ睡眠時かの確保は大事だ。成長がかなり進んだ高校入学と、これから成長期に入る中学入学では大きく条件が異なっている。

⑥ 中学の一学年のサイズー人数は大事な要素である。一学年が極めて少ない筑駒から大型の慶応中等部では丸ごと学校生活が異なってくるのは考えておくべきだ。

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