2026.2.3
2026年灘中学は国語の入試問題にパレスチナガザ地区に住む少女の詩を出題した、まずは一読して頂いて保護者と共に、生徒に解いて貰うのも良いと思う
以下のURLでまずは問題の一読をお願いしたい。
https://docs.google.com/document/d/1PVMomewGitcPTw-R4dEql5Em_Ty-xVdf2MPd4JArnaI/edit?usp=sharing
出題に関しては議論百出であり、賛否両論でもある。中には政治的意図と捉える人もあり、ガザの子供の詩を出すなら、イスラエルの子供の詩も出すべきという人までいる状況だ。筆者自身は詩を出題する意図は明確であると思う。即ち、違う世界、違う生き方、違う状況の人やものに対する想像力を試したいのだ。平和な日本に暮らしていても、未来永劫にこの平和や繁栄(あると仮定して)が続くわけではないであろう。いかなる状況でも人は生きていかなければならない。そうであれば違う世界に生きている人達の事を想像することは大事である。ガザ地区の子供たちが置かれている状況は日米戦争時の内地、沖縄戦の時の沖縄の子供たちの状況と似ている。「治に居て乱を忘れず」は永遠の真理である。
この問題の正解は各塾、予備校共に掲載が遅れている。少し力量がある先生でないと解説自体が難しいかもしれない。私の教室でも全学年共通課題にして今週に私の作った正解を基に、議論したいと考えている。
「お名前書いて」は父親が殺され、生き残った少女が死者に与えられる「単なる番号」になりたくない、「人としての尊厳」を守りたいと願う訴えである。議論百出となるであろう、この様な問題を敢えて作問し、出題する灘中の先生方の力量と勇気はさすが日本一の学校に相応しいと思う。この問題をみて灘受験を決断される保護者の方もいらっしゃるのではないだろうか。
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