東大叡智会

文武両道の子達の進路の見極め方

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2026.2.19

今回は塾教師としてではなく、一保護者として、子供がスポーツまたは各種習い事ピアノ等々を全国大会を目指したりまたは将来プロを視野に入れながら、同時に高いレベルの大学へ進学したいという場合に生ずる問題について考えてみたい。筆者の場合、愚息が4-5歳から一貫してあるスポーツを続けたケースである。親が趣味(下手の横好きというやつである)でやっているスポーツをたまたま子供が選んだというよくあるケースである。将来同じスポーツを続けながら高校でも全国大会を目指し、同時に難関大学東大京大医学部等への進学を目指す方への指針となれば幸いだ。以下問題点と反省点を列挙してみよう。

① 最初の問題は中学入試を受験するか回避して高校入試からスタートするかの問題である。愚息は幸いにも、成績が鹿児島ラサール辺りまでの範囲に届いていたので(あくまでも模試の結果で言えばではあるが)かなり真剣に中学入試を受験すべきか否か、悩んだ。最終的には、どうしても受験があると、多少とも練習時間を減らさざるを得ないという事で、最終的には筆者が責任を負うという話になり、受験しないで中学では競技に集中するという事になった。高校で勉強をスタートしても間に合うという親の甘い考えであったかもしれない。結果中体連で全国大会を経験することが出来、親としては子供に感謝している。しかし肝心の勉強に於いては全国レベルの中では成績が落ちたのは否めない。中学受験で早めに受験して中高と競技に集中する事も十分素晴らしい考え方と言えよう。その結果は最終的に判断した本人または保護者の責任となる。

②高校入試 中学入試を回避して高校入試から本格的な勉強を始めたのだが、運動の体力は足りるが、勉強すれば運動以上に疲れるという結果になり、中学受験を回避したことを後悔したこともあった。失われた勉強の習慣も3年生11月辺りから(かなり遅いが)回復し第一志望に合格した。中学受験時の学校より偏差値的には低いが、子供の希望であるインターハイ出場にはより可能性が高くなった。逆に中学受験をしていれば、専門競技で中学の全国大会は望めなかったので、ある意味良かったとは考えている。

③高校選びには、かなりのエネルギーを使ったと言うことが出来よう。まさに北海道から沖縄までである。基本的に歴史ある県の一番校(大都市地域を除きだが)、進学実績の他に、専門競技で全国大会が目指せる事が必須の条件という事になり、始め10校程をリストアップした。全国大会で勝つのではなく、あくまでも出場が目標である。最終的には、中国四国地方の私立一校、東北地方の公立一校、九州地方の公立一校、私立一校(有名な進学校)の4校に絞った。いずれも各県の一番校ではある。公立は他県の子達に門戸を開いている県と閉鎖的な県があるので、注意しなければならない。子供に全国で勝ったり、プロを目指したりする能力は無いことは自明の事なので、県大会または地域大会で勝てる事が条件となった。学校見学には費用の関係で(沖縄からは全国どこも遠い)あまり行くことが出来なかった。その際参考にして頂きたい事は次の通りである。

(1)進学実績とスポーツ実績共に、素晴らしい学校が数校あるが、その中には文武別学という学校があるという点だ。野球で有名な進学校、陸上で有名な進学校、名前は控えるが、スポーツコース、スポーツ科がある学校は、スポーツで生きていく子達と勉強で生きていく子達が別道である。

(2)もう一つはその部活動の卒業生の進学実績である。いわば、学校自体の進学実績ではなくその部活生達の進学実績である。学校の進学実績は素晴らしいが、特定の部活動は成績が振るわないということもある。

(3)進学校でスポーツを本格的にする場合、極力授業が早く終わる事が大事だ。筆者が選んだ学校の中には1700授業終了という学校もあり、諦めざるを得なかった。

(4)学校の近く、居住地の近くで全てが出来る学校、選んだ中に進学、専門競技共に適している学校があったが、練習場が学校から往復2時間というところがあり、諦めざるを得なかった。高校で競技と勉強を両立するには、無駄な時間の削ぎ落としが必須であろう。これは睡眠時間の確保という点でも大事である。勉強もスポーツもしっかりした睡眠の上に成り立つものである。

インターハイや野球で甲子園を目指す子達で東大京大、東京科学大、一橋、国公立医学部を目指す子達は入念な高校選びが必要である。まずは幾つか条件を絞ってどこが妥協できて、どこが出来ないのかを見極めることから始めよう。

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