東大叡智会

独断と偏見の名門高校列伝 第二回 静岡高校

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2026.4.11

それぞれの居住地では知らない人がいないというレベルの高校であっても、他の地方では知られていないという事は普通に、よくある事ではある。特にここ沖縄では、全国的知名度がある修猷館高校や、熊本高校さえ通じないことが普通だ。筆者が東京の予備校に通い始めた頃でさえ、既に多くの受験生やその保護者の方は修猷館の名前を知っていた。受験生にとって情報は大事である。どこに勉強に関する貴重な情報が埋もれているかを探るアンテナは常に張っている必要がある。

今回は文武両道で全国に知られた静岡高校である。静高といえばまずは高校野球である。甲子園出場春夏の両大会43回出場を誇る高校野球の名門である。夏優勝1回準優勝1回を誇る。入試では募集人数のうち3%程を野球部枠としている。勿論偏差値70の難関高校であり、高い内申書の点数が要求される。勉強が得意、野球も上手い子達だけが選ばれる仕組みである。最近の高校野球では進学校として比的知られてはいるが、別にスポーツ科、ないしは巧みにスポーツ科の名前を隠しながら、文武別道を行く学校が多い。まずはスポーツで名前を売り生徒集めをしてから、進学校化する黄金パターンである。その中にあって東の静岡高校、西の土佐高校は創立時から勉強が出来てスポーツも得意な生徒を求めている。スポーツ専門雑誌NUMBERに静岡高校野球の特集があるので、興味ある方は参考にして頂きたい。

創立は1878年明治11年)1878年(明治11年)に明治天皇が、1930年昭和5年)と1946年(昭和21年)に昭和天皇が来校・視察している。野球部以外にも男子バスケットボール部、男子硬式テニス部は全国大会優勝を経験している。伝統的な学校行事である仮装には、毎年多くの観覧者が訪れる。

校訓は卬高(こうこう)「高きを仰ぐ」である。校舎内は土足で出入りできるが、床の傷つきを抑えるためだろうか?下駄の着用は禁止、この校則は他の古い歴史を誇る高校にたまに見られる。昔は下駄で通う生徒がいて床を傷める事があったようだ。ずいぶん昔の事である。
特質すべきは授業時間である。静岡高校(全日制)は、1限65分授業を5限行う制度を採用しており、月曜以外は15時過ぎに授業が終了します。また、年間約14日の土曜授業(3時限)を実施し、授業時間を確保しています。運動部の活動時間を多く確保する体制が整っており、生徒が夜型にならないように工夫されている。この方法は他の文武両道型の高校に時々みられる。公立高校でありながら雨天練習場「静高ドーム」を所有しており、活発に利用されているようだ。公立高校でドームはあまり聞いた事がない。卒業生の母校愛と支援の賜物であろう。素晴らしいのは卒業生の活躍である。とりわけ政界や産業界よりも学問の世界に多い。第一回に取り上げた松本深志高校とよく似ている。筆者が称賛する所以である。

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