2026.4.17
東大理科3類(医学部医学科)は全国最難関の入学難易度である。ここでご存知でない方に簡単に説明すれば、東大は文科1類(主に法学部に進学)、2類(主に経済学部に進学)、3類(主に文、教育学部等に進学)、理科1類、2類、3類に分かれている。次の表は2025年の駿台模試の偏差値である。表中〈後〉とあるのは、後期試験である。後期は学校も定員が少なく受験生は多い。したがって自ずから自然に偏差値は高くなる傾向がある。千葉大学医学部が決して旧帝の阪大、名大、九大等の医学部を上回っているわけでは決してない。国公立医学部はどこもそれなりに偏差値が高い。その間の差は小さく、各地方の最上位層が受験する学部である。その中で。どの模試に於いても理科3類が2位以下になることは決して無い。日本の受験界に於いて、理科3類は過去も今も恐らくは将来も最難関であり続けるであろう。
そして毎年多くの合格者を出している学校は大体決まっている。2026年の上位校は開成、桜蔭、灘、ラサール、聖光学院等いつもの顔ぶれであり、その多くの生徒が、これらの学校の中学部受験の最上位層である。(少数の例外は存在する)その中で少数の合格者を出している、特に公立高校に注目してみたい。
この中で、注目に値するのは、東大全体で6人しか合格者を出していない、青雲(長崎)が理3に2名合格者を出している事であろう。それ以上に素晴らしいのは強豪野球部で知られる文武両道の静岡高校の2名合格である。北嶺(北海道)は一学年わずか1220名という少数教育でありながら、東大全体でも合格者は9名だが、そのうち2名が理3である。県立の富山中部も少数ながら、理3に定期的に合格者を出しているのはまさに公立の星であろう。

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