東大叡智会

文武両道の部活紹介(2) 駒場東邦サッカー部

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2026.6.20

駒場東邦中学サッカー部は(東京都世田谷区)は昨年の全国大会に於いて、全高3位という輝かしい成績をあげた。駒場東邦は全国トップレベルの有名進学校である。2026年は東大39名 京大12名 東京科学大(医科歯科&東工大)13名 一橋大11名 医学部&歯学部102名という輝かしい進学実績である。

因みにこの年の全国ベスト4は駒東以外は神村学園(鹿児島県)、日章学園(宮崎県)、静岡学園(静岡県)等の名だたるスポーツ学校である。全国の常連校というのは、少年サッカーの強豪チームを率いてきた逸材が集まってくるものだ。この中でのベスト4はもはや場違いの感さえあると言ってよいかもしれない。中学受験勉強のためにいったん習い事をセーブしてきた子どもたちが多くを占めると考えられる。顧問の先生は以下のように述べている。

「他校と比較すると練習環境が恵まれているとは決していえません。金曜日はグラウンドの半分を高校サッカー部と分け合って使えるのですが、月曜日と水曜日は半面が陸上部だったり野球部だったり……。そうすると、半面を高校生たちと分けるので、グラウンドの4分の1のスペースしか与えられないのです」文武両道の言葉は美しいが、実現は困難である。更に顧問教師は続ける。

「サッカーも勉強も、『勝つ』ことから逆算して、スケジュール管理できること、自らの長所や短所を理解してアップデートを積み重ねることが大切です」

 顧問の稲冨先生は当初非常勤講師として駒場東邦で勤務をはじめ、5年間は外部コーチという形態で中学サッカー部に携わったという。その後、専任教諭となり7年目を迎えている。計12年間、同校でサッカーの指導をしている。

 稲冨先生は自身の赴任した非常勤講師時代を懐かしそうに振り返った。

「わたしも実はこの学校のサッカー部を指導して鍛えられました。賢い子たちが多いですから、感覚的なものに訴えても、当人が納得しなければ動きません。だから、自分で言うのもなんですが、こちらの思いを言語化するスキルは上達しましたね。彼らを動かすことのできるのは明確な目標を掲げることであるというのも学びました」

 さて、この明確な目標をいかに達成するか、その過程を考えに考え抜くことが大切だと稲冨先生は説く。この点、学業と一脈通じることが多いのではないかという。

「サッカーも勉強も、『勝つ』ことから逆算して、スケジュール管理できること、自らの長所や短所を理解してアップデートを積み重ねることが大切です」

 駒場東邦の子どもたちはこの点において優れているという。そして、それは中学受験時代の経験と無縁ではない。受験と同じくスポーツでは、無自覚な練習と深く理解され自覚を持った練習とでは、その効果の差は絶大である。

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