2023.2.21
インタナショナルスクールを選ぶ場合は慎重に考える必要がある。特に通う予定の学校が高校課程まである場合は、其の学校がどこかしらの認定機関からから正式な認定を受けている学校であることが大事だ。認定がなければ其の学校を卒業しても、高校卒業とみなされず大学進学時に、高卒認定試験を受け直す必要がある。米国の認定は例えばWASC=米国西部学校連盟だ。ここの認証があれば正式な学校というわけで、米国や世界の大学に基本的には進学可能だ。ここ沖縄では読谷村のOCSIだけが正式認証の学校だ。他にはACSIキリスト教系学校連盟もある。こちらも米国他の大学に進学可能な場合がある。もし日本の大学に進学するなら文科省の認定がある学校でないと基本的には大学に進学できない恐れがある。しかし其の教育機関が国際IB(インタナショナルバカロレア)の認可があれば大学受験を認めてくれる日本の学校もある。国際バカロレアでは、3歳から19歳までの総合的な教育プログラムを開発・提供しており、初等中等教育課程で成長段階や進路に合わせた4つのプログラム (PYP, MYP, DP, CP) が提供されている。日本でいう高校に当たるDPプログラムを修了した生徒が世界統一の卒業試験を受け、一定の成績を取ることで、国際バカロレア機構から大学進学のための国際バカロレアの修了資格(成績証明書)が授与される。ここ沖縄では文科省認定校の正式な学校でもなく、IB過程もないインタナショナルスクールと名乗る教育機関が乱立している。此の様な学校は一般に校舎のみで体育施設や十分な図書館図書室も備えていない学校が多い。規模の小ささから致し方ない面もあろうが、高校や大学への進学に際してよく調べてから入学する必要がある。
以下はインタナショナルスクールとして沖縄唯一の学校法人認可があるOCSIの例だ。6年枚に認可の審査がある。此の認可がなければ正式な文科省の認可を得た学校でない。以下は文科省のサイトから引用したものだ。最初に各認定機関名が出ている。
WASC = Western Association of Schools and Colleges
ECIS = European Council of
ACSI = Association of Christian Schools International Schools
認可を受けている日本国内のインターナショナルスクール(法的に正式な学校)以外に少ないことに驚かれる方も多いと思う。
■セント・メリーズ・インターナショナルスクール
■アメリカンスクール・イン・ジャパン
■クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン
■聖心インターナショナルスクール
■清泉インターナショナルスクール
■サンモール・インターナショナルスクール
■横浜インターナショナルスクール
■コロンビア・インターナショナルスクール
■東北インターナショナルスクール
■北海道インターナショナルスクール
■名古屋インターナショナルスクール
■大阪インターナショナルスクール
■カネディアン・アカデミー
■マリストブラザーズ・インターナショナルスクール
■福岡インターナショナルスクール
■沖縄クリスチャンスクール・インターナショナル
© 2021 東大叡智会.