東大叡智会

子供の受験をブログやインスタグラムにあげるタレント親

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2023.3.20

仕事柄筆者は毎日数時間は教育関係の雑誌や書籍ネットの情報を調べる。日本語は勿論英語でも生徒の役に立ちそうなものは常に、必ずチエックするようにしている。其の中で最近気になるものは、タレントやyou tuberと称する人達が我が子の受験を題材にしてブログやインスタグラムで、本業の宣伝なのか?有名人志向なのか?はたまた自己顕示欲が強いのか?いずれか分からないが沢山記事を書いていることだ。内容自体は単純で、勉強の内容に話が及ぶ場合は大体的はずれな話が多い。少なくとも恐らくこの人達は自分の受験は高いレベルでは経験してないなという判断できる程度である。しかし同じ様なレベルの人達はそのタレント達の書いた記事をまともに受け取って、真似をしてしまう恐れがある。最近もネットで有名な料理研究家(不幸にして筆者は知らない人だが)が我が子が有名大学に受かりましたと何回も書き込んでいた。其の記事がネットで増幅され、母親の地位が上がり、その仕事が増えるのだろうか?昔の話だが、俳優香川照之(歌舞伎役者市川中車、父親は三代目猿之助)が暁星高校から東大文科3類に合格したときに、テレビで報道され母親の女優浜木綿子さんが恥ずかしそうに、個人のことですから私は何もしていませんとだけ語っていたのを思い出す。これは合格の報を知ったマスコミが勝手に放送したものであり、恐らく自ら宣伝したものではないだろう。昔の人は人としてのこれ位の節度はあったのだ。下剋上受験の父親の話はこれとは全く違う次元のものだ。本人は中卒で苦労したので、子供に同じ苦労をさせたくないという、親としてのもっともな自然な気持ちがさせた父性愛の話だ。またこのようにして受験に失敗しましたという体験談は、違う意味で正直善良なな人達なので、自己宣伝ではないだろう。読者にはこの微妙な違いは分かりづらい。タレントやタレントまがいの人達たちの自分の子供に対する入れ込み、思い込み自慢話は普通の親からすると、少し正直気持ち悪く感じるのは筆者だけだろうか?

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