東大叡智会

外房勝浦夏涼しく冬暖かい

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2023.9.7

房総半島は東京湾側を内房、太平洋に面した側を外房と呼ぶ。勝浦市は外房にある。隣はサーフィンで有名な御宿だ。最近

温暖化現象で暑い東京を避けて勝浦に移住したり、勝浦に遊びに来る人が増えているそうだ。東京と言っても内陸側と海に近い側ではかなり気候が違っている。当然海に面していれば夏涼しく、冬は比較的温かい。何度位違うかと言うと、内陸側例えば、練馬区は東京湾に面した江東区より、5度程高くなる。勿論周りがコンクリートに囲まれているか土や緑が多いかも大きい。逆に冬は暖かくなる。100年以上勝浦では猛暑日がない。東京が35度を越す日も30度にさえ達しない日が多い。勝浦の住民は夏でも早朝は毛布を使って冷房無しで寝るという。此の違いはなぜだろうか?江東区より更に夏涼しく冬暖かいのは大きな要因があるに違いない。結論を言えば、夏には、この海域に吹きつける南風が、日光で暖められた海面近くの水を押し流し、深い海底から冷たい海水が上がって来る。この冷たい海水で、風が冷やされて陸地まで届き、気温が低くなっていると考えられのだ。これは矢張り海の恵と言えよう。昔の人は打ち水や家の土地が広ければ、池を作って涼を楽しんだ。平安の昔の貴族の船遊びは無理にしても身近に水を利用して温度を少しでも下げ、涼しくしないと今の暑さは間違いなく危険なのだ。

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