東大叡智会

中学受験しないハンディはどの位か?

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2024.7.2

将来大学受験をするという前提で、中高一貫校を受験しないで、地元の公立中学に行くことはどの位のハンデイになるのだろうか?少し考察してみたい。順序はプラス面、マイナス面をat randomに挙げてみた。

①受験しないことで小学時代に、集中して沢山勉強する習慣は付けにくいだろう。たとえ受験に成功しなかった(第一志望に合格できなかった場合も含めて)場合でも、長時間集中して勉強した事はは将来の大学受験に向けて大いに役に立つに違いない。

②小学校で何らかのスポーツや習い事、ピアノやバレーなどを中断することにより、習い事の習得の黄金時代を失うことが多い。スポーツ選手を目指す場合、受験はかなりのハンデイとなる。

③小学校で英語を学ぶ時間が、受験に時間を取られて、筆者の勧める小学校で英検3級が難しくなる。受験4教科と英語の習得の両立はなかなかに困難だ。

④算数と国語において受験しないことはかなりの思考力を育てるうえで、ハンデイとなる。とりわけ受験の算数は、思考力養成にかなり役に立つ。中学受験した子にとって、中学数学はかなり簡単に思えるはずだ。中学で簡単に、方程式で解ける問題をいろいろな工夫をして解く、いわゆる特殊算は決して無駄にならない。また小学校時代の図形のセンス養成はこの時代だからこそ出来ることだ。

⑤国語のまとまった分量の説明文や、文学的文章を繰り返し読んで、深く考える習慣は将来の自学自習の習慣付けの基礎となる。

⑥受験することにより、余程本人と家族に自覚がない限り、睡眠不足になり、身長の伸びが落ちやすい。

⑦受験勉強を本格的にすれば、必ず時間を使う技術、時間の管理が自分である程度、受験しない子より、上手くなるだろう。実はこれが受験する事の最大のメリットかも知れない。

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