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中学入試、高校入試学校休む?

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2024.11.27

中学受験のシーズンである。全国的に中学受験は九州・沖縄が試験日が早い。ここ沖縄ではなんと県立中高一貫校は12月の初旬である。九州本土は1月が多く、最も多いのは首都圏の2月初旬だ。

首都圏では受験シーズンに入ると公立小学校を自主休校することが多い。2月受験の場合、年末辺りから学校を休んで受験勉強する子が多い。この期間に朝から開講している塾は親には感謝されるが、世間的には非難を浴びやすい。最近は必ずしも教育の場は(正規の)学校だけではないという認識が広まって来たので、随分昔に比べて楽になったのではないだろうか?しかし中には小学校の先生から厳しく登校するように言われる子達もいるだろう。中学受験に理解ある先生は有り難い。登校するか受験勉強させるかは最終的には保護者と本人の覚悟の次第である。どうしても合格したい、学校の勉強では受験に間に合わないと判断すれば休むのは致し方ない。理想はその時期に入る前に十分な学力を身に着けて、学校が気分転換になるくらいのレベルにしておくことだ。しかしそんな子供たちはほんの一握りもいないのが現実である。確か随分前に全国トップレベルの中学が、学校に長期間通っていない優秀な生徒を不合格にした事件があった。完全な記憶ではないが、半年間位は小学校を休んでいたはずだ。

現実を考えれば大部分の中高一貫校は入試問題が難しい。学校の授業内容とは著しい乖離があるのだ。公立小学校はあくまでも、一般の平均的な生徒たちに生きていくための、学問の初歩を教える場所である。そこでは中学受験の勉強をするのは極めて難しい。 この点は公立高校入試と全く違っているところだ。公立高校は学校の勉強が活かしやすい。一部には日比谷高校の様に独自問題を課す学校もあるので、完璧に学校の授業で足りるとは言えないが。本来塾が学校の良き補助役であるのが理想だが、保護者の方々はそこを望んではいない。高いお金を払っていれば、成績が伸びて当然と思われる方がいても不思議ではない。中学受験は保護者、本人、塾が共に戦う戦場である。

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