東大叡智会

中学入試受験最低基準

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2025.1.14

ここで述べようとするのは中学入試の可否の基準ではない。まずは受験できるかどうか1-2年頑張ってみる価値があるかどうかの基準である。ご批判を頂くのを覚悟で書けば算数のセンス、がある基準に達していなければ、中学受験の合格は厳しい。もちろん基準となる学校は偏差値50-60位の学校だ。偏差値50にも達しない中学にこのセンスは必要でないし偏差値60を超える学校はそれ以上の算数に対する適性が必要である。

中学入試は算数で決まる。まずはこれが大原則である。皆さんは「2月の勝者」というドラマを覚えておられるだろうか?その最初の話に中学受験したいというサッカー少年を両親が中学受験塾に連れて来る場面がある。そこで最初の簡単な試験が行われるが、彼の偏差値はわずか40程であり、合格圏の中学は全くないという事実に、母親が驚き反論する話である。母親は「学校の試験はいつも必ず満点なので、この試験結果は何かの間違いだ」と主張する。親としては至極当然の話しである。筆者にはこの話は極めてリアルである。私の教室にも毎年この母親の様な人が必ず現れるのだ。そこで私はいくつか算数の試験を行う。内容は「比と割合」「空間図形」である。ここでは詳しくは述べないが、この2つは算数のセンスを見るのに最高の教材である。ただ沖縄の中学受験はごく一部を除き偏差値50を超えないので、算数のセンスは実際には不要である。だが、もしそれがあれば合格し易いのは確かであろう。

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