2025.12.12
今年も沖縄の公立中学校(開邦中、球陽中、緑ヶ丘中)の入試が終わった。筆者も例年通り、校門前で当塾の生徒に最後の指示を与える事が無事終了した。道が混んで遅れたら、駐車場が混んで駐車出来ないと等々、生徒を見ないままに受験に向かわせることになると心配の種は尽きない。例年受験生並みに緊張する朝だ。しかし本当にしんどいのは受験生本人である。通常中学受験は準備に2年間を要する。勿論、この2年間という数字は、受験希望の学校の難易度、偏差値、本人の入塾時点での学力、やる気、受験生としての学ぶ姿勢、体力等々の要素で変動する。残念だが生徒の能力差も存在する。今の小学校の学力評価システムでは、保護者も自分の子供の学力を正しく把握するのは困難である。当塾では学力が不明な生徒(全国レベルの模試や実力テストを受検した事がない生徒)には授業体験時に簡単なテストを受けて貰い、面談の材料としている。大体進学塾であれば、どこの塾も同じであろう。その後入塾して、1-2年師弟共に、頑張って受験ということになる。問題はその入試問題である。入試問題はその学校(郡)の顔である。どの位真剣に、取りたい生徒に対するしっかりしたビジョンがあるのか。その子達をどんな基準で選ぶのか、問題があまりに個性過ぎてもいけない。しかし、どこかの学校の問題を書き抜いた問題でも、勿論いけない。入試問題は、たまたま塾で勉強した問題が的中しました。でもいけない、本当にその子の真の学力、能力を測る物でなければならないのだ。どの位手間ひまかけて、かつ真剣に、問題を作成したのかを、保護者や受験に関わる全ての人間に、見てもらういわば発表の場でもある。筆者がよく知る東大の問題作成の労力は想像を絶する。翻って、沖縄県の中学入試問題は如何であろうか?本当に胸を張って精魂込めて作りましたと言えるのであろうか?こんな事を言うのはひょっとして、筆者だけかもしれない。他の塾の中学受験を教えていらっしゃる先生方の意見を聞いてみたい。
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