東大叡智会

学力は親が保証という考え方

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2025.12.21

分かりづらいタイトルを付けてしまったが、要は学力に於ける親子の相関性、いわゆる「カエルの子はカエル」が正しいのかどうかである。此処から先は筆者が長い期間、受験に関わった歴史からの独断と偏見の話である。当然反論があろう事を予想しつつ書かせて頂く事とする。親子の学力相関は確実に存在するのは間違いない。それも相当高い精度で確実に存在している。いや親子だけでなく祖父母レベルでも存在する。親が理系ないしは、理系に近い場合より強く相関する。しかしこの事は親の学歴と素直に子供の学力が比例する事とは別物である。あくまでも親の知能であり、それは後天的に獲得したものをも含む。学生時代勉強が得意でなかった方も、社会人になってから必要に追われて勉強された方も多いだろう。そこの総合的学力、勉強することに対しての意欲は確実に子供達に、環境的に遺伝する。子供は親を見て育つ。良い面も悪い面も含めて、親を見て育つ。随分昔だが、筆者の教え子に東大を出て経済学の専門家となった人がいる。親御さんは苦労されて夜間高校を出られた。家が豊かでなかったからであろう。お父さんも社会に出てからかなり苦労されたご様子であった。生まれつき体も丈夫でないので随分大変なご様子であった。しかしその息子は私が教えた中でも相当に優秀であった。定期試験で5教科500点満点の時は家族でお祝いであったそうである。こういう子には筆者は余計に力が入り、教える事は全てやり切ろうと言う質である。親がピーク時の頭脳は子供の最低限の保証の様なものである。そこから上がるか、奈落に沈むかはまさに本人の問題である。頭が良いか悪いかではなく、勤勉か、そうでないかである。適当で満足できるのか、上限ギリギリ迄与えられた能力を使うことが出来るのかである。

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