東大叡智会

有名中高の英語教育(1) 灘 開成 聖光

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2026.3.10

あくまで筆者の経験から言わせて頂くことではあるが、誤解を恐れず申し上げると、主要教科英語数学国語の中で、最も教えるのに工夫を要するのは英語である。

結論を言えば、ベストな方法が一つあるというより、色々な方法が存在する。難解な文章の読解中心解説中心も有効なら、音声中心のout putも有効である。またひたすら易しめの文章の多読も有効だ。他にも多くの方法があるが、ポイントはこれらの色々な方法を用いる教師に十分な力量があり、なおかつどの時期に何を生徒にやらせるかという的確な判断が出来るかという事である。時期を間違えば学習効果は半減することもある。そこで、各有名中高の英語を教える方法方針を調べてみた。

【1】灘中高 

灘中高の英語教育は、中学3年間で、高校3年までの過程が終わるスピードと質が特徴。特に木村達哉氏(元教員)らによるリスニング・速読重視の指導が有名で、英語耳、英語脳の養成や、大量の長文をこなす実戦的な授業で高い英語力を育んでいる。中学1年で中学の範囲を終え、中学生のうちに高校2年までの内容を完了するペース。  授業はリスニングを重視し、速読力と音を聞き取る力を同時に養文型構造(SVOCなど)に固執せず、パラグラフごとに意味を捉える速読・多読・速聴訓練を行う。元教員の木村達哉氏(キムタツ先生)が提唱した、英語脳・英語耳を作る段階的な学習法が浸透しており、基礎から応用へと確実に階段を上がる意識が強い。全体にリスニングが重視されている。

 

 【2】 開成中高 

成中学校・高等学校(男子校)の英語教育は、周-6時間授業で、文法、読解、作文の基礎の徹底、週1回は外国人講師の授業でリスニング、スピーキング、実践力重視。独自の教材や高レベルな英語学校(3年)を通じて、東大をはじめとする難関大学入試に対応できる力を養う。
 
各学年週5時間の通常授業で文法・語彙の基礎を固め、週1時間の外国人講師による授業(1クラス2分割)でコミュニケーション力を強化する。 教科書だけでなく、担当教員が選定した教材やオリジナルプリントを使用。

   (1)3年生の希望者を対象に「英語学校」を実施。1日英語漬けの環境で講義やディスカッションを行う。

  (2)希望制の講義が日替わりで開講され、海外大学進学サポートや実践的な英語使用の機会を設けている。

  (3) 2020年からの教育改革に合わせ、読む・書く力に加え、聞く・話す力も重要視している。

 

【3】神奈川聖光学院 

 

聖光学院中学校・高等学校の英語授業は、長文読解と文法の2教科体制。教科書は多くのトップレベルの進学校で使われるZ会のTREASURE。帰国生は取り出し授業を行い、全生徒対象のオンライン英会話やAIアプリの導入など、実践的かつ高度な英語教育を展開しています。

 

  (1)長文読解の「英語I」と、文法・教科書中心の「英語II」に分かれる。

  (2) 多くの私立中学で使用される「TREASURE」を採用し、副教材に「精講」や「速読英単語」を利用。

   (3)英語IIでは週1単元のペースで進み、土曜日に早朝テストが実施される。

  (4)帰国子女対応 英語は取り出し授業で、ネイティブまたはバイリンガル教員が別のカリキュラムで指導。

   (5)高校2年生を対象にAIアプリ「ELSA Speak」を導入し、ネイティブレベルの発音指導を強化。中2〜3年で全員必修のオンライン英会話 ボストン研修など                                        

    海外研修も充実。

 

 

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