2022.12.6
あくまでも一般的な話だが進級または卒業が楽な大学としては早稲田大学京都大学がよく挙げられる。俗に京大は単位が空から降ってくるとか言われたものだ。数学科に進むのに教養過程で数学を取らなくとも数学科に進めた時代がある。早稲田も進級が簡単なのは有名だ。逆に九州大学慶応大学東京大学は比較的厳しいことで知られている。これは本当なのだろうか?それとも一種の都市伝説にすぎないのだろうか?留年率の高い大学の特徴は、「偏差値が高い」ことだ。難関大学がランキングのほとんどを占めている。授業の難しさから単位を落とすことが多いのだ。特に理系に多い。留年率が高い学部は、理系だと薬学部・歯学部・医学部だ。。これは国家試験を受けなければ卒業できないからである。国家試験を受ければ不合格でも卒業出来るが、国家試験の合格率を上げるために、成績が悪い人は前もって受けさせてもらえず、留年になることがある。私立医学部に多い。。名目的合格率を維持するための方法だ。理系はテストの点数で成績を決めることが多いので、授業が理解出来ないと単位を落としてしまい易い。
【留年率の高い大学】
1位 大阪大学・外国語学部(67.8%)2位 東京外国語大学・言語文化学部(64.5%)3位 上智大学・外国語学部(44.8%)留年率が高い学部は、理系だと薬学部・歯学部・医学部です。4位 東京大学・文学部(37.3%)5位 京都大学・法学部(33.6%)6位 京都大学・文学部(33.3%)7位 東京大学・法学部(30.9%)8位 一橋大学・経済学部(28.0%)9位 一橋大学・社会学部(27.1%)10位 京都大学・経済学部(26.8%)
上位3位は外国語系の学部ですが、留学に行く学生が多いことから留年率が高くなっている。これは例外的なので同列には論じられない。単位の取りやすさや卒業の難易度はクラブやサークル高校の先輩からのアドバイスが多いので非進学校から大学に入学した生徒には些かだがハンデがあるかもしれない。
東大は進学振り分け制度が有るので怠けてしまうと入学した科類により希望の学部学科に進めない。平均点を上げるための留年もありうるのだ。
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