2026.2.22
いよいよ夢の治療製品が世に出るときが来たようだ。京都大学の山中伸弥教授が2006年に世界に先駆けマウスiPS細胞の作製に成功してから20年、いよいよ実用段階に入った。厚生労働省の専門部会は19日、iPS細胞を使った再生医療2製品の製造販売を了承した。重い心不全、症状が進んだパーキンソン病の治療に用いる。iPS細胞製品の実用化は世界初となる。大阪大学発のベンチャー企業と住友ファーマが手掛けたものだ。
以下は厚労省の見解である。
iPS細胞を使った再生医療製品の製造・販売が条件期限付きで了承されたことを受け、きょう、上野厚生労働大臣は「早ければ3月上旬にも承認に至る見込み」と明かしました。 iPS細胞は神経や筋肉などの細胞に変化できることから、細胞の機能を再生させることが期待されています。 厚労省の専門部会はきのう、iPS細胞を使った心臓病とパーキンソー病の2つの再生医療製品について、7年以内に有効性を検証するなどとした条件をつけて製造・販売を了承しました。 今後、厚労大臣の承認が必要となりますが、上野厚労大臣はきょうの会見で「早ければ3月上旬にも承認に至る見込み」などと話しました。 承認された後は、厚労大臣の諮問機関・中央社会保険医療協議会が公的医療保険で使う際の価格を決めることになります。 きのう了承されたのは、ベンチャー企業「クオリプス」が開発した心筋シートの「リハート」と、住友ファーマの「アプシェプリ」です。「リハート」は、iPS細胞をシート状に加工し、心不全の患者の心臓に貼り付けて治療するもので、「アムシェプリ」は、パーキンソン病の患者の脳に移植し、症状の改善を目指すものです。
科学に深い関心はあるが、深い理解力が無い筆者のような素人には、20年は長く感じられた。これを機に次々と、多くの製品が実用化されていければ素晴らしいと思う。病気で苦しむ人が少しでも減ることは、そして人類の福祉に日本が国として多くの貢献を為せばば、それはまさに日本国憲法の「人類の福祉」に対する貢献と言えよう。
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