2026.4.18
Q 中学受験準備は何年生から始めたら良いのでしょうか?
という質問は保護者からの問い合わせで比較的多い質問のうちの一つである。以前は塾側からの発信としては5年生という答えが多かった様に思う。。塾側の準備的には、入試日の2年前、即ち首都圏で言えば、中学入試のピークは2月初旬であるので、5年生になる少し前という設定であった。しかし中学受験戦線が苛烈になるにつれ、大手塾の間で、生徒獲得競争が激しくなり、また一方偏差値50位の中堅校から急速に60位に上げてくる学校が増えてきたり、首都圏の保護者の方の中には、子供に過酷な大学受験勉強をさせたくないという方もいらっしゃる為に、中堅大学の付属校を目指す層が増えている。また大学受験の準備校としても、またエスカレーター式に大学まで、上がっていけるという学校もある。この辺りは人気校で難化傾向が著しい。
ここ沖縄では受験に関しては難関中学は基本的に存在していない。大体偏差値50±5の、45-55辺りの中堅校である。しかし以前も書いたように偏差値50の中堅校は公立小学校の平均的な生徒が、受検して合格できるレベルでは決してない。中学偏差値50=高校偏差値65辺りとすれば、各小学校の学年1-2位位の子達である。当然各小学校のレベルはここ沖縄でも差が大きいので、例えば比較的学力の高い那覇市新都心周辺の小学校では、学年5-6位でも、中堅校に合格可能であろう。またそういうトップクラスの子達の中には、内地(沖縄では国内本土を表す言葉)の中学、ラサール、久留米大附設、長崎青雲、愛媛の愛光等に進む子達も存在する。
この記事を読まれている保護者の方達から、何年生から受験専門の進学塾(沖縄では学習塾と進学塾は普通に混同されている)に入れたら、良いかと聞かれたら、お子さんの能力=地頭、学ぶ意欲、知的好奇心、素直さ、勤勉性、計画性、保護者の本気度。等々を踏まえて、お答えするようにしている。その為に、面談時の模擬授業と話しが長くなる事が多い。3時間位になる事は日常茶飯事である。何年生で受験勉強を始めたら、合格するかはまさにこの様な幾つかの能力と、第一志望校との関数である。もし地頭、計画性等の条件が十分整い、尚且つ希望校が中堅校ならば5年生スタートで十分である。しかし普通の公立小学校で、学校のテストが大体100点、たまに90点位のがあるというお子さん(完璧ではない)なら、出来るだけ早く入塾したほうが良い。公立小学校でありとあらゆるテストが全部満点という、お子さん、沖縄ではこのレベルのお子さんは極めて稀であり、必ず地域で神童扱いされている。またこのレベルのお子さんがいる保護者の方は何らかの全国版の実力テストを既に受けている事が多い。
まとめ (1)クラスで1-2番で、時々は学校のテストで満点でないこともある生徒(完璧ではないが優秀)は、5年生より前に、出来るだけ早く進学塾に入るほうが
良い。普通に頭が良いと回りから言われる子達である。
(2)地域、或いは学校で、神童扱いされる生徒は5年生からでも受験に間に合う。
(3)何年生から受験勉強を始めるかは、生徒自身の地頭、知的好奇心、計画性、勤勉性、保護者の本気度と密接な関係がある。のんびり屋さんは早めに始め
るほうが成功率は高い。
(4)上には書いていないが、思春期が遅いほうが成績の伸びは良い。思春期を遅くするには運動が一番である。早くに肥満傾向が出ると成績が伸び悩む事
もある。
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