東大叡智会

文理両道の勧め

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2022.8.20

一見すると「文武両道」の間違いかと思われるかもしれないが間違いなくタイトルは「文理両道」だ。文理両道つまり受験で言えば理数系教科(数学理科)と文系教科(英語国語社会)のどちらも高いレベルで出来ることだ。決して程よいそこそこの成績では文理両道ではない。筆者の塾は大学受験生、たとえそれが東大受験生であっても基本的に全教科を筆者が一人で教えている。生徒に偏った思考になってほしくないのだ。私自身学生時代から文理両道の人を尊敬しそうありたいと常に願ってきた。読書も人文自然社会科学のバランスを慎重に保ちながら進めてきた。このブログも必ず文理にまたがるようにテーマを設定している。これはともすれば人文的かつ社会科学的思考がいつのまにか独りよがりでしばしば単なる思い込みに陥る様な気がするからだ。データに基づき正確なそして科学的繰り返しによる再現が可能な自然科学の確かさに対する敬意と畏れがいまだ自分の中に強くある。人は谷崎の少し変わった愛情表現にも感心感動するが物理の力学法則や科学の熱力学にも別の意味で感心感動するのだ。筆者は物理を学ぶ時一種の哲学を感じることがある。世界はどのように出来ていてどう解釈出来るのか物理は私達に美しく整合性のある世界の解釈の仕方を提供してくれる。

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