東大叡智会

没落した高校

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2023.11.11

大学進学実績を仮に東大合格者で見れば、急激にその数を減らした高校(東大合格者数が唯一の判断基準ではなくあくまでも目安だが)即ち何らかの原因で没落した高校だ。誤解を招かないために言えば、あくまでも衰えたのは進学実績であり、教育の質は別物だ。

①巣鴨高校 1992年-78名 2,002年-40名 2010年=16名 2020年=8名 19990年代から2000年代初頭まで巣鴨は飛ぶ鳥を落とす勢いであった。現在なら渋谷幕張の様な位置を占めていた。ふんどし水練などで有名だが、体育会系教育を嫌う層は保護者の中にも一定層いると思うが、同じ体育会系教育の浦和高校や北野高校は人気がある。しかし体育会系でありながら浦高や北野は生徒に自由度(校則のゆるさ)が高い。校則が厳しいことも一因かもしれない。

②神奈川桐蔭高校 1992年=114名 2000年=58名 2006年-23名 近年は1-4名で推移している。減少率で言えば恐らく最大の落ち込みと言うことが出来る。同時期に神奈川の私立高校、聖光学院、栄光学園,浅野、等のライバルが伸びたためにそこに生徒が流れたのだろう。

③私立武蔵 1992 年=85名 1994年=64名 2003年ー49名 2021年=25名 東京の私立御三家と呼ばれた頃ではないが、上記2校ほどの落ち込みは見せていない。自由度が高くそもそも学校が所謂進学校を目指していない。生徒を大人として扱う教育は一定の支持を得ている。

④桐朋  1986年=64名 1999年=25名 2015年=13名 2021年=9名 自由でのびのびとした校風は必ずしも受験に対しては効果的ではないが、再び評価される時代も来るのではないだろうか。

 

 

 

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