2024.2.24
仕事柄筆者は毎日、入ってくる情報、ニュースの少なくない部分を英語に頼っている。週に数回はハワイの新聞をネットで読んだり、かつて長期滞在したり、何らかの縁が有った土地の新聞も読んでいる。どの国にも英語の新聞があるのは有り難いことだ。フィリピンセブ島では、毎日3つの英字紙を購入していた。ロシアにも英字紙が存在する。(現在は検閲が厳しいだろうが)韓国には Korean Heraldがある。勿論LA TIMES NEWYORK TIMESは定番である。地名が付かないTIMESは勿論だ。そのニュースの中には日本では大きなニュースになっていない物もある。昨日はカナダのエドモントンのマクドナルドで客と店員の人種差別的やり取りがあり、大きなニュースになっている。ここではやり取りの詳細は差し控えるが、要は訛りのある(筆者はそれほど気づかなかったが)英語と、場面には出ないが恐らく店員さんの容姿からくる人種的な差別だろう。ネットのニュースで大きく取り上げられ、差別した側には多大な非難が寄せられている。非難が寄せられ加害者の一人は既に職場を解雇されている。この事、当に差別する側に非難が集中するということはカナダ社会に一定の良識が存在するという証明に違いない。暗闇にも灯りが有るのと、真っ暗闇では天と地ほどの違いがある。世界には良識ある人が必ずしも少数派であるという事はないのだ。意外に人は多くまともなのだ。そしてこのことは長い時間を懸けて人類が人種差別を克服する途上には、いるということの証明である
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